ガダラの豚 3 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1996年5月17日発売)
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本棚登録 : 2803
感想 : 223
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勢いがありすぎて、少し引いてしまいました。でも面白いお話でした。

アフリカの事情・背景をよく研究されているからこそ描けるお話なのだと思います。このような背景を理解したうえで、観光に出かけるのなら、きっと得られるものは多いことでしょう。

全体を通して、信じられないお話になっています。
世界中のひとたちが、宗教を信じています。日本人は無宗教が多く、最近ではさらに宗教離れが進んでいることを感じています。その日本人であっても、お参りにいくことだってあるでしょう。Amazonで藁人形だって買えますよね。科学的に証明できないだけであって、頭から否定して考えるべきではない、というようなことを訴えたかったのでしょうか。TVは安全な窓のようなもので、人々はその窓をとおして危険なもの、危ないものを見たがっている、おお、怖い。(そうかも。よく考えると辛辣なことをいいたかったのかもしれません。)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年8月13日
読了日 : 2020年8月13日
本棚登録日 : 2020年8月13日

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