ももこのトンデモ大冒険

  • 徳間書店 (2001年12月1日発売)
3.25
  • (11)
  • (38)
  • (101)
  • (11)
  • (4)
本棚登録 : 332
感想 : 46
3

人生とはわからないものだ。
とあるきっかけで手に取った一冊が、ももこさんの、石井さんの人生を(思った以上に)変えてしまったのだろう。
ももこさんの思いつき、行動力、その適当さと、自己分析能力、他者分析能力は類を見ない(ほめてます)。

さて、本書は。
ももこさんが手にしたエンリケ・バリオスさんの著書「アミ小さな宇宙人」、これにももこさんがほれ込み、エッセイに書いたことが事の発端である。
徳間書店の同書ご担当だった石井さんが、「アミ小さな宇宙人」をリニューアルするにあたり、ももこさんに表紙を依頼する。
表紙・挿絵を描くにあたって、ご本人と会うことになって、まあはっきり言って珍道中を繰り広げることになった、そんなようなエッセイを6編。

(レビュアーの)みなさん言われるように、エンリケさんとのエピソード以外は、うーん、というものなので、彼の3部作と一緒に、この本がさくらももこさんによってこんなふうにイメージが作り上げられてきたんだよ、というときの流れを感じる参考として読んでいただければと思います。
さくらももこさんの挿絵があってこそのこの3冊だとおもいました。日本版以外はどうなんでしょう。(挿絵は)入っていないんでしょうね。ぴったりのイメージなのですが。

エンリケさん、とってもいいひとです。
タスマニアもいいところですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2023年9月16日
読了日 : 2023年9月16日
本棚登録日 : 2023年9月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする