ネレ・ノイハウスの深い疵を読みました。
ユダヤ人で元アメリカ大統領顧問まで務めた男性がドイツに戻った時に拳銃で殺されてしまいます。
司法解剖の結果、その男性はナチスの親衛隊に入っていたことが判明します。
なぜ、ナチスの親衛隊にいた男性がユダヤ人を騙って生活していたのか。
そして、第2第3の殺人事件が起きてしまいます。
オリバーとピアは事件の解決に向けて捜査を開始します。
しかし、入り組んだ謎を解きほぐしているうちにさらに殺人事件が発生してしまいます。
最後は事件の核心に到達したピアは殺人犯に命を奪われそうになってしまうのでした。
登場人物が多いので、それぞれの人物の関連を頭に入れながら物語を追っていく必要がありますが、面白く読むことが出来ました。
オリバーとピアの個人的な事情も描かれていて、親近感が持てます。
そういえば、ピア・キルヒホフと誉田哲也が描く姫川玲子の刑事になったきっかけが同じ設定なのはちょっと面白いと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
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- 感想投稿日 : 2013年9月18日
- 読了日 : 2013年9月18日
- 本棚登録日 : 2013年9月18日
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