半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2005年2月10日発売)
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本棚登録 : 1337
感想 : 51
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ラストでようやく自分が話に入っていける展開になってきた。今までの無茶苦茶で、心が動かない話のまま終わったらどうしようかと、ちょっと心配だった…。今回もまぁ無茶苦茶と言えばそうなのかもしれないけど、とりあえず患者を殴ったり蹴ったりはしていないし、、。
夏目の過去が分かる巻。大方予想通り。裕一に昔の自分を重ねてイライラしてたってことか、、うん、やっぱりダメだよね。過去が分かったとしても、その過去が悲しいものだったとしても、許せることじゃない。夏目の心の声は、言葉も汚くて、読んでいて気持ちのいいものじゃないけど、実際みんなも同じようなことを思う時もあるだろうし、否定はしない。でもそのムシャクシャを誰かにぶつけるのはやっぱり嫌だな。夏目に対するモヤモヤは晴れなさそう……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 電撃文庫
感想投稿日 : 2017年9月18日
読了日 : 2017年9月18日
本棚登録日 : 2017年9月18日

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