白ゆき姫殺人事件

著者 :
  • 集英社 (2012年7月26日発売)
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感想 : 627
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『あの子にだけは、自分の1番大切なものを教えちゃだめよ。』
悪意を持った苦手な人に対して、距離感をもてている時はまだ自分を保てる。自分の趣味だとか、好きなものに没頭して自分だけの世界を保つことができるから。
でも、自分の世界が侵略された場合は自分を保つことが苦しくなって難しくなっていくんだろうな。。

お気に入りのブランドやアーティストを、あたかも自分が1番先に目をつけてた。自分が1番大好きなブランド。って感じで常に身につけられて実際に自分に対して鼻で笑われるような態度を取られたら、
自分の心の一部をむしり取られたような感覚を覚えると思う。
悪意は悪意だと思う。

『自分の記憶の中の自分と、他人の記憶の中の自分。どっちが本当のわたしなんだろう。』
この言葉が、この本の投げかけた最大の問題だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年6月4日
読了日 : 2023年6月4日
本棚登録日 : 2023年6月4日

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