彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫 46-19)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月1日発売)
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本棚登録 : 1545
感想 : 134
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シリーズ第15作で、最終章スタート。

あまりに間をあけすぎたので、冒頭の人物紹介と組織図で記憶を掘り起こすところから。

婚前逃亡のうわさなど、くすりと笑うやりとりが随所にあるものの、元気の塊だった秀麗がダウンしてしまい、全体的には不穏で低調なシリアス路線。

最期の方で、やっとスイッチの入った秀麗が見られて、そうそうこういうシリーズだったな、とうれしくなる。

強大な敵との対比なのだろうが、劉輝たちの情けなさが際立つ印象。
シリーズ前半とは、設定や世界が微妙に変わってきてしまった気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2020年10月16日
読了日 : 2020年10月16日
本棚登録日 : 2013年12月29日

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