シリーズ第16作。
蝗害が明らかになり、国中がてんやわんや。
紅秀麗が本来の職務を思い出し、ずばずばと言い、動き回る。
まわりの人間も、求めるもののために本格的に行動する。
停滞していた事態が動き出した感。
テンションの高さとアクティブな感じが、このシリーズらしかった。
旺季の政事への覚悟には、ハッとさせられるものがある。
だからこそ、悲しいほどに劉輝が無能に見えてしまう。
第1巻の終わりは、劉輝がよき王となって、秀麗も官吏として活躍する、といったものだったような。
もうすぐ完結だというのに、どうもその着地点に行ける気がしない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2020年10月23日
- 読了日 : 2020年10月23日
- 本棚登録日 : 2020年10月23日
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