あの本は読まれているか

  • 東京創元社 (2020年4月21日発売)
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ソ連が、いかに言論統制や検閲による迫害を行っているか。
小説『ドクトル・ジバゴ』を通して、ソ連国民に知らしめ、歴史を変える。

本の力を信じていたCIAによって、実際に行われた作戦をもとにした、フィクション。

女性差別が蔓延するCIA内で、女性諜報員が活躍していく。
彼女たちの距離感や連帯感など、独特の世界があった。

CIAの話よりも、無実の罪で収容され、ソ連の横暴非道ぶりを実体験していく、ボリスの愛人・オリガの方が、印象に残る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 軍隊/戦争/スパイの本
感想投稿日 : 2022年4月19日
読了日 : 2022年4月19日
本棚登録日 : 2022年4月6日

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