殴り合う貴族たち: 平安朝裏源氏物語

著者 :
  • 柏書房 (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 254
感想 : 36
3

一般人のイメージする光源氏とは違い、実際の平安貴族は暴力的だったのだ、という本。

筆者が言うほど光源氏を美化していなかったけれど(彼も拉致・強姦をしている)、それでも実際の平安貴族は、想像以上に暴力的。
しかも、権力者のもみ消しが日常茶飯事で、あきれるほどの無法地帯っぷり。
平安時代を取り上げた本は多いけれど、切り口がめずらしく、おもしろかった。

ただ、似たり寄ったりの案件のくりかえし、起きたことの羅列だけなので、後半はややマンネリ感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学
感想投稿日 : 2019年6月9日
読了日 : 2019年6月9日
本棚登録日 : 2019年2月24日

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