いや、恐ろしいお話でした。ゆっくりと成長するということは、継続したひととの関わりをもてないということが。そして、たくさんの死を見送り、取り残されるということが。
「るるちゃん」の視点で進む物語は、喜栄さんによって解き明かされることもあるけれど、その喜栄さんにもわからなかったこともある。それを想像してみるのが、読者の特権であるのかもしれない。
この家の、家系図が載っていてほしかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大島真寿美
- 感想投稿日 : 2014年12月27日
- 読了日 : 2014年12月27日
- 本棚登録日 : 2014年12月27日
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