ゼラニウムの庭

著者 :
  • ポプラ社 (2012年9月13日発売)
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本棚登録 : 440
感想 : 82
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いや、恐ろしいお話でした。ゆっくりと成長するということは、継続したひととの関わりをもてないということが。そして、たくさんの死を見送り、取り残されるということが。
「るるちゃん」の視点で進む物語は、喜栄さんによって解き明かされることもあるけれど、その喜栄さんにもわからなかったこともある。それを想像してみるのが、読者の特権であるのかもしれない。
この家の、家系図が載っていてほしかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 大島真寿美
感想投稿日 : 2014年12月27日
読了日 : 2014年12月27日
本棚登録日 : 2014年12月27日

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