前作の世界を引き継ぎつつ、主題と登場者はガラリと異なる。いわゆるバイオハザードモノで迫力や緊迫感、バイオレンスな描写は力量も相まって相当なもの。
ただ村上龍の悪い部分が濃く、彼の理想とするもの・敬愛するものを密度の高い文字で押し付けられた様な感覚。ミュージックカルチャー・完全無欠の日本兵など絶対に作品に入れたいのが丸分かりの要素にしばしば首を傾げた。
作者の良い作品も無論あるが、個人的にはことごとくハマらなかった5分後シリーズ。
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- 感想投稿日 : 2023年8月21日
- 読了日 : 2023年8月21日
- 本棚登録日 : 2022年12月3日
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