ケータイは将来こうなる!というのを現状の業界界隈バナシと共に語る本
目次
<blockquote>プロローグ 小説「ケータイの未来2020」
第1章 新たな挑戦「生活インフラ」
第2章 おサイフケータイによるリアルライフ革命
第3章 業界志向を捨てマーケット志向へ
第4章 ケータイ生態系にも変革の波
第5章 そしてその先にあるもの
</blockquote>
DoCoMoの目指す、生活インフラとしてのケータイ志向について、様々な点から語っている。プロローグの小説は未来創造図ではあるが、一部では既に叶っており、また将来を考える上では興味深い。
生活インフラというのをキーワードに、おサイフケータイ・DCMXへシフトしたんだってのがものすごくよくわかる。
そして標準化規格についても書いてあって、標準化が利権として使われていて、利用者の方向を向いていないことを指摘している。
っか、スタートは近い未来について知りたいってのが自分の中にあって、あ、夏野さんならどう考えるんだろーってとこがきっかけなので、現状の分析のところはイマイチ合わなかった。
ただ、ケータイの未来を思考する際にSF映画などからヒントを得ているのを思うと、なるほど……と思わされる。
<blockquote>映画の中で描かれる未来の携帯電話には、何ら違和感なく見られるものがある一方で、著しい違和感を覚えるものもある。未来を感じるものと感じないものの違いを簡単に言うと、合理的か合理的ではないかということになる。「理にかなっている」ものは実際の携帯電話の開発のヒントになるし、古い作品であってもアイディアそのものは陳腐化しない。</blockquote>
ちょっとこれを読んでてSF映画を見てみたいと思った。
(でも、現実にはジャンル分けしてないとよーわからんのだけども……)
- 感想投稿日 : 2019年5月1日
- 読了日 : 2009年10月12日
- 本棚登録日 : 2019年5月1日
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