涙 下巻 新潮文庫 の 9-16

著者 :
  • 新潮社 (2003年1月29日発売)
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本棚登録 : 1249
感想 : 99
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まだ私が若かりし頃、20代の時に読みました。

今までで面白かった本は?と聞かれたら、宮部みゆきさんの「火車」と、乃南アサさんの「涙」と答えます。20年以上経ってるのに、今だに面白かった記憶が強い本。内容は忘れてますけどね。


「涙」は当時、半身浴をしながら小説を読むのが日課だったんだけど、もう本当に涙、涙で、風呂場でワーワー泣いた記憶があります。
もう、どうにもならないようなことが次から次に起こって、どうしてこんなことに〜って、泣いた気がします。
確か、帯にもピーコさんの推薦文が載っていて、涙、涙が止まらなかった!的なことを書いてありました。その通りだ!と当時は思ったものです。

再読したいけれど、今は感じかたが違うだろうし、
昔のように涙ひとつも流せなかったら、と思うと哀しいので、できないでいます。
昔の記憶は大事にとっておこうかと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月21日
読了日 : 2023年10月21日
本棚登録日 : 2023年10月21日

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