進撃の巨人(5) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2011年8月9日発売)
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巨人化したエレンの活躍により、人類はウォール・ローゼのトロスト区奪還に成功する。その後、エレンが意識を取り戻すと、調査兵団団長エルヴィンたちの姿があった。彼はエレンの力を借りて、彼の生家に眠る秘密を解き明かそうとするが──。

起きたら牢に繋がれていたエレン!彼が居たのは審議所の地下牢だった!出してもらえたと思ったら、法廷で会おう状態。ザックレー総統を中心に、ピクシス司令・憲兵団・調査兵団・ミカサやアルミン・壁を崇める宗教者など、関係者が一堂に会す!巨人への恐怖が伝播する審議所の中で、理性を失っていく参加者たち。

「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか 生きる為に戦うのが怖いって言うなら力を貸して下さいよ この…腰抜け共め…いいから黙って全部オレに投資しろ!!」
エレンが彼らに吠える!スカッとした!と思ったら、予想だにしない展開になだれ込む。打ち合わせなんてなかっただろうに、阿吽の呼吸で最高だった。そこからリヴァイの窓バーン!への落差がシュールで楽しい。

ハンジから聞かされた捕獲した巨人たちの話。謎に満ちたその生態が明らかになっていくのはワクワクする。と、ここでも意外な展開に!エルヴィンがエレンに問いかけたのは、人類の敵は同じ人類の中にいるということなのだろうか。それでも、調査兵団としては立ち止まるわけにはいかない。初の壁外調査へ向かうエレンたち!しかし、そこで最悪の敵と遭遇してしまう──?!このスピード感、ドラマ、意外性、さらに笑いもあって、とんでもなく面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2023年3月15日
読了日 : 2023年3月15日
本棚登録日 : 2023年3月15日

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