壁外調査に出た調査兵団の前に立ちはだかったのは、知性を持った女型の巨人だった!多くの犠牲を払いながら、エルヴィンは女型の巨人を捕獲することに成功した!だが、それは新しい地獄の始まりだった──。
アルミンとジャンの推理から導き出されたのは、兵団の中に壁を壊そうとしている人間がいるということ。エレンに宿った能力から導き出された仮説。真実を握る人間が内部にいる!エルヴィンは容疑者を線引きし、作戦を知る者も限りなく少なくして、この作戦を実行に移した。兵団がどれほど被害を受けたとしても、真実を手にするために。
「何かを変えることのできる人間がいるとすれば その人はきっと…大事なものを捨てることができる人だ 化け物をも凌ぐ必要に迫られたのなら人間性をも捨て去ることができる人のことだ 何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう」
エルヴィンたちを表現したアルミンのセリフは、作品の骨格を成す言葉だなと。このセリフはこの時点だけではなく、作品の最後にまで繋がることになる──。
捕獲したかに見えた女型の巨人との攻防、第二幕!エルヴィンは巨人を超えようとし、巨人もまたその想定を超えていく。巨人に対する情報が少ない分、調査兵団は不利。しかも、相手は立体機動まで使いこなしてくる!地獄から地獄への綱渡り。エレンがどんな選択をしても、後悔は残ったのだろうなあ。巨人同士の戦闘に、リヴァイとミカサという人類ツートップのアクションはド迫力!それでもシビアな現実を突き付けられる絶望感はさすがすぎる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2023年3月20日
- 読了日 : 2023年3月20日
- 本棚登録日 : 2023年3月20日
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