ジョジョの奇妙な冒険 26 Part4 ダイヤモンドは砕けない 9 (集英社文庫(コミック版))
- 集英社 (2004年7月16日発売)
仗助と露伴のチンチロリン対決は予想外の決着に。「突然ですがこれは『気合いの雄叫び』ですッ!」って怪しすぎる(笑) あれがなかったら完全にバレてたよなあ。悪運が強いというかなんというか。
これで二人の絡みは終わりじゃなく、次のエピソードも仗助と露伴の相乗り!トンネルの中にあった謎の部屋。調査に行った露伴は敵のスタンドに捕らえられてしまう。ここで名言「だが断る」登場!お互いのことは嫌っていても、相手を見捨てることはしない二人の関係性がいいよね。
時速60kmで追いかけてくる敵のスタンドから逃げながら、本体の位置を探し出せ!クレイジー・ダイヤモンドを駆使したバイクレースが面白かった。「ぶつかると思うからぶつかるんだ!この仗助くんならやれる!曲り切れる!曲ってやるう~ッ」からの「こっち側も海だッ!杜王港!」のオチで笑ってしまった。コメディと緊張感のバランスがいいエピソード。
続いては、吉良のターン。埋めたはずの猫の死体が植物になって甦った!しかもスタンド能力を持っている!キラークイーンにとっては天敵に近い能力。しかも本能によって的確に攻撃してくるのが恐ろしい。この能力の取り合わせはジョジョリオンに活かされているのかなと思ったりも。妻・しのぶへの心境の変化が垣間見えるのも印象深い。
父の変化に気づいて調査を始める早人。スタンドのことを知らないのに対応能力抜群なのがすごい。早人もいいキャラなんだよね。一歩間違えれば消される!スタンドを持たない少年・早人がどう立ち回っていくのか。一気にサスペンスへと叩き落された展開から目が離せない。
- 感想投稿日 : 2021年5月10日
- 読了日 : 2021年5月10日
- 本棚登録日 : 2021年5月10日
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