父と同じハンターになるため、故郷から旅立った少年・ゴン。旅の途中で出会ったクラピカとレオリオとともに、常識外の存在が渦巻くハンター試験へと挑む。主要キャラもざっと登場して、話はテンポよく進む。キャラ造形はもちろん、旅すがらや試験中で出会う生物やフィールドのデザインも魅力的。ファンタジーのワクワク感と、毒のある雰囲気がほどよく混ざり合っていて面白い。
ゴンは少年の真っ直ぐさの中にも、冷静で深く考える姿勢もあっていいよね。クラピカとレオリオが価値観のことで衝突した時に発した、
「『その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ』ミトおばさんが教えてくれたオレの好きな言葉なんだ オレには2人が怒ってる理由はとても大切なことだと思えるんだ 止めないほうがいいよ」
という言葉が好き。ぼくは止めちゃう方だから、ハッとさせられる言葉なんだよね。
旅を経てハンター試験へ挑む頃にはクラピカとレオリオも少しずつ打ち解けてきて、自分がハンターになる理由を話すシーンもよかった。レオリオは金と口では言いつつもそれは目的じゃなくて、医者になるという信念を持って挑んできてるのがカッコいい。
過酷なハンター試験が進む中、霧に紛れてヒソカが動き出す。ゴンたちは彼の攻撃をくぐり抜けて試験を突破できるのか。
まだこの時点では助走段階という感じなので☆3だけど、読むほどに面白くなっていくのでお薦めしたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2020年8月28日
- 読了日 : 2020年8月28日
- 本棚登録日 : 2020年8月28日
みんなの感想をみる