スティール・ボール・ラン (2) ジャンプコミックス

著者 :
  • 集英社 (2004年5月20日発売)
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本棚登録 : 1451
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1st.STAGE 15,000mのスプリントレースは優勝候補脱落という波乱の幕開け。トップを走る無名の男・ジャイロ。それを追いかける予想外の選手たち!馬の躍動感、スリリングなレース描写が面白い。

馬のクセを見抜いてジャイロとの差を縮めるディオ。
「知ったところでクセは直したくとも直そうとすると違う弱点が出てくる!」
それを逆手にとり「だがクセなんて直さなくていい もっとクセを出して走れ」とディオをはねのけるジャイロがカッコよかった。このあたりはジョジョらしい哲学を感じる。クセを長所にするも短所にするも自分の認識と工夫次第なんだよね。

その後、思いもよらぬ追手が!ポコロコの幸運を味方にするスタンドが純粋に強い。いや、そうはならんやろ!という現象が起きる中、さらにサンドマンまでトップ争いに参戦!そんな走り方あるの?!とここでも驚かされつつ、白熱のラストスパートへ突入していく。ジョニィとディオのジョッキー対決にもハラハラ!馬の蹄の音が聞こえてくるような最終直線だった。

最後のスティーブンの年表、この男が今のところ一番に奇妙な冒険してるよね?!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2021年6月8日
読了日 : 2021年6月8日
本棚登録日 : 2021年6月8日

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