大学で経済学を教えている著者が、難解だと思われがちな経済学の観念を、身近な事例でわかりやすく解説した本。
そうか、簡単なのか-そう思って手に取ったのですが、
-ムムム・・やはり難しかった。
いや、言いたいことは分かるんだけど、やっぱり外国の方が著者なので、私にとっての身近な疑問と言う感じではなく、ちょっとつまらなかったです。
おお!と思ったのが、最初に書かれていた『費用便益の法則』です。
-ある行動によって生じる便益が費用を上回る場合にのみ、その行動をすべきである-といったことなんですが、一見当たり前なことですが、
例として、大学で20ドルで売っている時計を町では10ドルで売っていると言われたら大多数の人が町で買うだろう。では、大学で2510ドルで売られているパソコンを町では2500ドルで売っているとしたら・・
この場合費用便益の法則で考えるならどちらも同じ所で買うはずである。便益=10ドル、費用=町へ行く手間もどちらも同じなのだから。でも、私も割引率の方に気が行っちゃうな。
あとは、利便性と料金の折り合いのつけどころとかね。
ひと手間かけて安く手に入れるか、便利さを買うかといったところでしょうか。
全体的な感想としましては、著者も言っている通り、それはちょっと的な解釈も多く、世の中お金だけでは説明がつかないことも多いのよね、という再認識でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年1月22日
- 読了日 : 2009年9月30日
- 本棚登録日 : 2009年9月30日
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