スイッチを押すとき

著者 :
  • 文芸社 (2005年8月1日発売)
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本棚登録 : 2039
感想 : 295
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大学1年の夏休み、暇で暇で、部活の帰りに図書館で大量の本を借りて帰った中の一冊。
あの頃はハードカバーで読んだけど、4年たって文庫本が出て懐かしくなって購入した。

実験対象になった5歳の子どもたちが心臓にある危惧をとりつける手術を受けて、渡された赤いボタンを押したらその瞬間生きた時間が終わる、「自殺スイッチ」

あり得ん設定じゃけど、それでも命について、生きることについて考えさせてくれる話。

スイッチはないけど、死ぬすべはいつも生きとる人みんなに隣り合わせにあって、
死ぬのは簡単、生きることのほうがよっぽど難しくて、しんどくて、辛いんじゃって思った。

でも自分の望む幸せのためなら、それがほんの一瞬の幸せでも、人間は強く生きれるんぢゃ!

私にとって、山田悠介さんの作品の中で一際記憶に残る作品でした◎

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年8月6日
読了日 : 2011年7月27日
本棚登録日 : 2011年7月21日

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