大学1年の夏休み、暇で暇で、部活の帰りに図書館で大量の本を借りて帰った中の一冊。
あの頃はハードカバーで読んだけど、4年たって文庫本が出て懐かしくなって購入した。
実験対象になった5歳の子どもたちが心臓にある危惧をとりつける手術を受けて、渡された赤いボタンを押したらその瞬間生きた時間が終わる、「自殺スイッチ」
あり得ん設定じゃけど、それでも命について、生きることについて考えさせてくれる話。
スイッチはないけど、死ぬすべはいつも生きとる人みんなに隣り合わせにあって、
死ぬのは簡単、生きることのほうがよっぽど難しくて、しんどくて、辛いんじゃって思った。
でも自分の望む幸せのためなら、それがほんの一瞬の幸せでも、人間は強く生きれるんぢゃ!
私にとって、山田悠介さんの作品の中で一際記憶に残る作品でした◎
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月6日
- 読了日 : 2011年7月27日
- 本棚登録日 : 2011年7月21日
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