サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

  • ダイヤモンド社 (2021年12月8日発売)
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マネリテの高い人達の間では超有名で、前から気になっていた1冊です。

学びのあったところは沢山あったのですが、特に印象的だったのは以下の2つです。
・テールイベントの絶大さ
・この世に無料のものはない

・テールイベントの絶大さ
テールイベントというのは簡単に言うと、数あるものの中から一部のものが大きな影響を与えるということです。

世の中の多くの出来事はこの仕組みによって動いているということを学びました。
これは投資でいうと、インデックスファンドや個別株の分散投資で実践することが出来ます。

また、この章では成功している企業も過去には様々な事業で失敗していたという実例が紹介されており、失敗に対しての考えが大きく変わりました。

失敗時のリスクが破滅的にならない程度に、様々なことに挑戦していきたいと思いました。

・この世に無料のものはない
本書では、代償を払わずにリターンを得る「泥棒」になってはいけないと書かれています。

投資では急落により一時的に損をしたり、荒れた市場に翻弄されたりします。
そのことを「利益を得るための入場料」と捉えるというのがとても良いマインドだと思いました。

ディズニーランドに入るためには1万円程の「入場料」がかかると思います。
その入場料を払うことで、「日常では味わえない最高の経験」という利益を得ることが出来ます。
しかし、雨が降ったり、そこで友人または恋人と喧嘩をしてしまうという代償も一定存在します。

投資でもそれ以外の経験でも、利益を得るためにはそれなりの「入場料が」必要だということ、考えられる代償は何なのかを意識して「入場料」を支払おうということをこの章から学びました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年5月2日
読了日 : 2024年5月2日
本棚登録日 : 2024年4月30日

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