くらべるシリーズ、もう一度手を出しました。前は(「似ていることば」)、半分くらいは目次段階でだいたいの見当がついたのに、今回目次を見て分かったのは34項目のうち「いなり寿司」「縄文土器」くらいのものだった。東と西に親戚がいる小学生だったら、これは夏休み研究テーマになりますよ。
というわけで、「おゝそうだったのか!」「えぇ!ホント?」が、以下の9点(西の人間の観点から書いています)。
・バスは、東は前払い、西は降りる時の後払い。東京に行くと、ホントに戸惑う。バス会社さん、統一して欲しい。
・座布団の綴じ糸が十字なのが東、Y字なのが西。
・藁で作る線香花火(西)から、紙で作る線香花火(東)に「進化」したのだとばかり思っていた。ホントに東は「最初から」紙だったのか?それに使い方も、私は西だけど最初から下に向けて使ってたよ(50数年前の話だけど)。民俗学的にキチンと研究すべきではないか?
・東ぜんざいって、ホントに最初から汁気がなかったの?ウソだろ。
・そういえば、最近閉めた銭湯は真ん中に湯船があったなあ(表紙の写真)。私はまず身体を洗って湯船に入るのだけど、西は商人が多かったので身体を温めて湯船に入る人が多かったからこうなったのとの説があるらしい。そういえば、フィットネスで、多くの人が温めて洗っている。私は不思議でならなかった。
・関東はホントに遺骨の全てを骨壷に納めるの?だから2寸(7.6センチ)ほど大きくなっているらしい。持って帰る時かなり重いはず。「こんなに軽くなって‥‥」という感慨にならないのではないか?
・タクシーの色は、関西が黒一色が多いらしい。が、本でも指摘しているように一律ではない。岡山では違う。これも民俗学(社会学的)な研究課題だろう。
・えっ?関東のちらし寿司には生の魚が乗ってるの?それって、直ぐに食べなくちゃいけないじゃん。お祭りなんかで作り置きできないちらし寿司は、用を足さないと思うんだけどなあ。
・狛犬の尻尾は、関東は横に流れているが、関西は上を向いている。これは私の実感もその通りだ。
- 感想投稿日 : 2020年12月6日
- 読了日 : 2020年12月6日
- 本棚登録日 : 2020年12月6日
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