テクニカラー・タイムマシン (ハヤカワ文庫 SF 193)

  • 早川書房 (1976年6月1日発売)
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本棚登録 : 46
感想 : 5
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ジャケ買いした、コメディSFの傑作。

ブクログのデータでは残念ながら表紙絵が「NO IMAGE」になってるけど、実際には、『ルパン三世』でおなじみ、モンキー・パンチ氏の絵です。

原作のルパンが好きだから手に取ってみたら大正解だった、という希有な作品。

潰れそうな映画会社が、開発したばかりの欠陥タイムマシンを使って、「本物のヴァイキングの映画」を撮るために過去にさかのぼり、過去と未来で様々なおかしな出来事が起きる、というコメディ。

なんだけど、欠陥タイムマシン、というのがミソで、ラストの解決は、ちょっと唸るくらいの、ちゃんとしたSFでもあります。

この作品はけっこうお気に入りで、お気に入りだからこの設定を流用して何とか面白いものができないかなとか考えているけど、まだ巧いこと考えついてません。

いつかは使いたいネタ、であります。

読者諸兄は、是非とも古典的コメディSF作品を、ユーモラスな挿絵とともに、お楽しみください。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2011年10月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年10月28日

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