夢と金 (幻冬舎単行本)

著者 :
  • 幻冬舎 (2023年4月19日発売)
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■目的
・夢と金についての西野の思考
・夢を実現させるためのお金の創出の仕方

■感想

重要なのこと
①夢=認知度ー普及度
 この本質を抑えとかなけれいけない。皆しっているけど、持っていない。これがラグジュアリーであり、これこそが「夢」だ。この環境を以下に作れるかが重要なのである。ラグジュアリーを作り上げるには認知度が重要。

②「機能」ではなく「意味」をもたせる
ラグジュアリーのブランディングは「技術」であり再現性がある。一般人が求めているものと富裕層が求めているものの違い、コミュニティごとに求めているものの違いを理解する必要がある。彼らがお金を払っているのは機能ではなく、「意味」なのだから。

③自分以外のなにかに働かせる
たくさん売ることができない現代だからこそ、たくさん売る必要がない仕組みを作る必要があり、それは自分以外のものに働かせる必要がある。重要なのは「資源の分配」である。

④付加価値合戦
満足ラインを超えたパフォーマンスはオーバースペックであり、自己満足である(職人気質から)。満足ラインに達する技術はあくまで出場切符であり、エンターテイナーの勝負はそこから先の付加価値合戦となる。
そうなると現代は「技術」の差は殆どない。そこで、「誰から買うか?」という基準が重要となってくる。機能に酔わず正しさにかまをかけない、「感情」はプライスレスであり、人間が惚れる真理をもっと知る必要がある。心を奪え。「顧客→ファン化」させるのだ、 不自由があるが惚れるサービスという人間の真理を掴んだ戦略も重要。

⑤不便な環境にこそコミュニケーションが生まれる
 機能で差別化を計れなくなった現代は、不便なところにコミュニケーションを戦略的に組み込んでいくことがすごく重要である。複数人で楽しむ不便。

■学ぶべきこと
・消費者の真理
・NFT、仮想通貨

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月28日
読了日 : 2023年5月28日
本棚登録日 : 2023年5月28日

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