依頼人の自殺を不審に思うパトリックは独自に捜査を始める。
上流家庭で大切に育てられたような依頼人は、なぜ娼婦にまで身を落としたのか?
パトリック&アンジーシリーズ。
今回の読みどころは歩く最終兵器ブッバの活躍。
今までもその断片が語られることはあったけれど、ここまで話に絡んでくるのは初めて。ブッバファンとしては嬉しいかぎり。
物語は姿の見えない敵を追い詰めて行くスリリングさと、パトリックとアンジーの関係の危うさが絡んで進む。
一つ一つ霧が晴れていくのは面白かったけれど、敵の不気味さの基盤が描ききれていなかったので怖さ半減だったかなー。
これでようやくシリーズ最新作を読む素地が出来たので、近いうちに久しぶりになる新刊を買おう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
翻訳ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年4月25日
- 読了日 : 2011年4月25日
- 本棚登録日 : 2011年4月25日
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