アリバイ崩しがメインの本格もの。
前提が「死亡時刻がはっきりと断定できない時代」なので、それをうっかり失念するとオチにびっくりする。
鬼貫、丹那コンビシリーズではあるものの、特にこれと言った主人公をおかず「警察」の捜査で1つ1つ事実を洗い出しては確認していく手法は、いつものことながら読み応え十分。
ラストの犯人に辿り付いたと思わせる描写もいい。
やはり鮎川氏の小説は地味にずっしり面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
旅のお供
- 感想投稿日 : 2008年3月10日
- 読了日 : 2008年2月28日
- 本棚登録日 : 2008年3月10日
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