偽りの墳墓 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2002年12月10日発売)
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本棚登録 : 73
感想 : 12
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アリバイ崩しがメインの本格もの。
前提が「死亡時刻がはっきりと断定できない時代」なので、それをうっかり失念するとオチにびっくりする。
鬼貫、丹那コンビシリーズではあるものの、特にこれと言った主人公をおかず「警察」の捜査で1つ1つ事実を洗い出しては確認していく手法は、いつものことながら読み応え十分。
ラストの犯人に辿り付いたと思わせる描写もいい。
やはり鮎川氏の小説は地味にずっしり面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 旅のお供
感想投稿日 : 2008年3月10日
読了日 : 2008年2月28日
本棚登録日 : 2008年3月10日

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