男性には多いとかなんとか、ストレスからうんこ出ちゃうー、てか実は出ないけど、なんか出そうでたまらん、ていうやつ。知り合いにもけっこう困ってる人がいて、自分は大丈夫だけど、でもノロの時の強烈なやつがしょっちゅう来るんだと思うと、恐ろしくて夜も眠れない。というわけで、主人公がこのうんこの恐怖に震えているのが、まぁ本編と直接関係ないけど、微妙なリアリズムを生んでいて、なんともはや。
でもこの話はうんこにはあんまり関係ないわけで、ともかく臨場感がすごくて、本を読みながら、しかも言っちゃなんだけど地味とも言える演劇の世界をぐいぐい持ってくるのがなんとも気に入りましたわけで。普段は演劇とかパレードとか見ても、ちょっと遠くから見てる感じなわけですが、一緒に楽しもうというのはね、これ大事なんですね、という淀川長治的な感想を持ったわけです。というか、ともかくちょっと引いてしまったりせずに、この勢いに一緒に乗るのが粋というやつですかね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
のんびり系
- 感想投稿日 : 2016年1月18日
- 読了日 : 2016年1月18日
- 本棚登録日 : 2016年1月18日
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