くまのがっこうシリーズ12作目。
ジャッキーはクリスマスにおじいさんと出会う。
華やかなクリスマスではなく、静けさや寂しさを感じるような描写が多め。
いたずらでおてんばなジャッキーが、いつもとは少し違った面を見せる回。
いつもムスッとしたへの字顔で描かれていたジャッキーが、この作品あたりから笑いはじめる。
この絵本から表紙がマットではなくツルツルになる。
【ママ評価】★★★★
くまのがっこう好きの母。
クリスマスのタイトルに相応しい、冬の静かな美しさを感じられる絵本。
白背景が多く、雪の綺麗な白が続く。
そこにステンドグラスやラズベリーの色合いが美しく描かれていて、とても映える。
ジャッキーたちが着ている冬の服もシンプルに品がある衣装で素敵。
内容は、珍しくジャッキーが胸を痛めたり人のために動いたりするので、感情が揺さぶられて一生懸命なジャッキーが母としては新鮮で好き。
この絵本あたりから、ジャッキーが微笑むのは
個人的には好みではない。
への字顔のクマが好きなので、笑うとキャラクター感が強まってしまう。
テディベアのような無表情の可愛さが良かったのに。
ジャッキーが微笑むところも、人のために動くところも、ジャッキーの成長を描いているのかもしれない。
けれど、そんなおませな年頃の子どもより、ムスッとへの字の口をした子どものようなジャッキーを描き続けて欲しかったかな。
【息子評価】★★★
母の刷り込みによって、くまのがっこう好きの息子。
でも、こちらの『クリスマス』は読む頻度が少ない作品。
一度読んだきりのような気がする。
読んでいる時もあまり反応がなく、サラッと終わってしまった。
ジャッキーが雪だるまになってしまう場面で「ゆきだるまん!」と言っていたくらいかな。
(息子はアンパンマンが好きで、雪や雪だるまを‘ゆきだるまん’と言う)
内容も少しだけ上の子向けでよくわからなかったかもしれない。
2歳4ヶ月
- 感想投稿日 : 2024年4月30日
- 読了日 : 2024年4月30日
- 本棚登録日 : 2023年12月10日
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