うん。良かった。期待通り。
非常に石持浅海さんらしいミステリーだと思う。
これだから石持作品は外せないんだよねぇ。
ソル電気の創業者日向が余命半年の宣告をうけて考え付いたのが、自分を親の仇と恨む同社社員である梶間に殺させること。
しかもその計画を当の梶間にも悟られず、さらに完全犯罪にすべく日向自らが舞台を整えていく。殺される者が殺す者の為に。
しかし、全くの第三者である碓氷が日向の思惑を読み解き殺人を防ぐために舞台を一つずつ壊してく……。と。
最後までハラハラドキドキ。
心情的にはもう殺させてやれよと。
碓氷さん邪魔しないであげてよと。
そんな気持ちで読んでましたよ(笑)
終わり方も好き。最後まで楽しめる。読後の余韻もいい。
まさに石持浅海!な本でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
〇ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年7月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年7月5日
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