W/F ダブル・ファンタジー

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年1月8日発売)
3.16
  • (66)
  • (213)
  • (383)
  • (131)
  • (41)
本棚登録 : 2065
感想 : 371
3

私の拙い恋愛経験では、読み下すのが難しい作品でした。

相手に求めるものが、男性と女性では大きく異なることを主人公であるナツのそれぞれの恋愛で浮かびあがらせています。今更ながら、その差は大きくて、現実世界でも、差を埋めようと思う方が間違いのような気がします。

仕事は割り切ってやれるので、学生時代に相手にハッキリとモノが言えない人でも、社会人を長くやっていけば克服するできるものですよね。これは、私の実体験でもあります。なので、ナツがプライベートでだけ、はっきりと言えなかったところはよくわかる気がします。

情事の描写が細やかすぎて、官能小説みたいでしたが、ここまで描かないとこの小説は成り立たない、そんな気がしました。

しかし。。。
人としてもよくできていて、それでいて夜も完璧に自分にフィットしている人。そんな人はなかなかいないですよねー。

ドラマ化もされているようですが、こんなの映像化できるん?Netflixとかだったら良かったのに。

あと、女性目線での感想を知りたいので、他の方のレビューをこの後読みたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライフ
感想投稿日 : 2020年6月28日
読了日 : 2020年6月28日
本棚登録日 : 2020年6月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする