内容は第2次世界大戦下の北アフリカ戦線で、武力や作戦で圧倒的に優勢だったドイツ軍に対し、その劣勢なイギリス軍情勢を次々と打開していった立役者であるイギリス人有名マジシャンを主人公として、主人公とその仲間で結成したマジック・ギャングの面々が、いろいろな偽装(トリック)を駆使して、最終的にドイツ軍を打ち破るという話です。
マジックでのトリックを戦場に持ち込んで、敵を撹乱させる様は、もちろんそのアイデアを生み出した主人公の功績は大きいものの、それを支えた仲間達の力も大きく、またその個々の才能を見出し、1つのチームとしてまとめあげた主人公の才には感服しました。
ノンフィクションの話なので、実際、第2次世界大戦でこのような偽装作戦が使われていたのだというのにも驚きましたね。
読み終えて、これを映画化したら面白いのではないか?と思っていたところ、巻末の解説を読んでいてトム・クルーズがこの本の映画化の版権を購入していたとは驚きました。映画化されたら観に行きたいと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2014年10月23日
- 読了日 : 2012年3月10日
- 本棚登録日 : 2012年3月30日
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