東京湾直下型地震と房総沖地震がわずかなタイムラグで発生したと仮定した上でのシミュレーションノベル。今回の震災で多くの人が防災意識を高める中、予想されていた以上の事態が発生したときにどのようなことが起きうるか、大変興味深く拝読しました。
いたずらに煽ることもなく、淡々と記されている筆致がいろいろと考えさせられます。
ちなみに作中の舞台では日本国総理は「ベビーギャング」と陰口される人物で、おそらくあの人がモデルですが、かの人の実績を見るに2023年といわず次の選挙で国民の審判を食らうと思われるので、恐らくこの人物が首相と言うことはあり得ないでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年3月7日
- 読了日 : 2012年3月7日
- 本棚登録日 : 2012年3月7日
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