狭き門 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年8月3日発売)
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本棚登録 : 1957
感想 : 170
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アリサは信仰と恋の間で引き裂かれたために苦しんだということでいいのかな。一般的な現代日本人の感覚からすると、それって両立できないの?そんなに深刻にならなくても…とつい思ってしまう。
でも、ジェロームにしろアリサにしろ結局相手ではなく自分に酔っているのでは?という感じがした。君にふさわしくなるために自分を高めようと努力する僕、貴方の将来のために現世での自らの幸せを犠牲にする私。でも最終的にアリサは一人で狭き門に入ることを選んだということで、それは誰のためってつまりは自分自身のためではないの?
よく理解できなくて呑み込めていない部分があるんだと思う。誰かかみ砕いて教えてくれ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2016年9月11日
読了日 : 2016年9月11日
本棚登録日 : 2016年9月10日

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