読書会友達のおすすめで読んでみたらとてもよかったので、他の本好きさんたちにもぜひおすすめしたい。
読む人によって、何か起こっているように見える人もいれば、なにも起こっていないように見える人もいる、そんなお話たち。
たとえば本を読んだり、何かを見たり聞いたりして心が動かされたとき、その感覚を誰かと共有したいと思うこともあれば、いや共有なんてしたくない、むしろできないと思うこともある。
「あかるい冬の窓」や「ふゆのほん」はまさにそういう自分と他人で感覚はどのくらい共有できるのか、みたいなお話かなと思った。
6編それぞれが本や人との出会いをふんわり、やさしく描いていて、読んでいてとてもよい気持ちになる。
読書会に参加したことがある人や本が好きな人にぜひ読んでもらいたい、"本にかんする本"。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2023年1月23日
- 読了日 : 2023年1月22日
- 本棚登録日 : 2023年1月15日
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