この人の閾 (新潮文庫 ほ 11-2)

著者 :
  • 新潮社 (1998年7月1日発売)
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本棚登録 : 506
感想 : 50
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正直あんまりおもしろくなかった。一読してよくわからん。二回読んで、こういうことが言いたいのかな?というのがやっと分かるレベル。文章は読みやすいし雰囲気があるんだけど、書いてあることがとても普通で、見逃しそうになることを書き留めてあるような感じです。言ってることが哲学になりきれず飲み屋の絡み酒レベルなのも妙にそれっぽいです。で、一生忘れないことはそうそうないけど、この女性との間にはそれなりにあったということが言いたいのかなと思った。
まとめるとそれだけだと思う。
この作者さんの文章は1文が長くてわりとどうでもいいことを描写するのが多くて、なんかあんまり合わない。たぶん自然な空気をつくろうとしてるんだろうけどただただ冗長な文章が続いてるようで、つまらなく感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年2月3日
読了日 : 2015年2月3日
本棚登録日 : 2015年2月3日

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