タイトルを見て、無意識にビクッと緊張してしまい、まさか、すーちゃんのシリーズで、こうしたテーマを取り上げるとは思わなかったけれど、つい、見て見ぬ振りをしがちな問題に敢然と挑む、益田ミリさんの本気と優しさを感じられた。
そして、すーちゃんの事の顚末を読んで、心が慰められた方も多いと思う。私もその一人である。
どんなに似たような境遇に思えても、その人の辛さは、その人にしか分からないと、私は思っている。
だから、その行動が、たとえ他人の目にどれだけ疑問に思われようとも、それに屈する必要はないと思うし、それの良し悪しを考える権限が許されるのは、その人自身だけだと思っている。
だから、いいんだよ。
私もすーちゃんの行動(勇気)にエールを送りたいし、そんな思いを内に抱えながらも、常に店長としての冷静さを失わず、周りの人達への、地道に優しい接し方を諦めなかった、そんな尊敬すべき人柄を分からない奴のことなんか、気にしなくてさ。
私も、お節介がすぎるのは分かってるんだけど・・これは辛いよね。毎日毎日、飽きもせずにさ。本当にバカなんじゃないの。
迷惑かもしれないけど、せめて、側で、もらい泣きさせて。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2022年7月22日
- 読了日 : 2022年7月22日
- 本棚登録日 : 2022年7月22日
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