ねえさんといもうと

  • あすなろ書房 (2019年4月8日発売)
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本棚登録 : 526
感想 : 51
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酒井駒子さんの、淡く繊細で、透明感あふれる色彩の絵柄と、スライドショーのようなデザインに、遠い日の出来事を見ているかのような、ノスタルジーを感じました。

また、シャーロット・ゾロトウの物語は、シンプルなようでいて、すごく心に響くものを感じ、名作と呼ばれる所以が、よくわかりました。

ねえさんを見て、いもうとが学び、成長していく。
その姿の、なんと清々しいことよ!

自分がねえさんから、そうされたように、相手の気持ちになって考えたとき、初めて、それが何を意味していたのか、また、それが如何に大切なことだったのかに気づく。

お母さんとは違うことを、ねえさんは教えることができる。

姉妹っていいなと、嫌味なく思える作品でした。

今後、ハンカチ見るだけで泣けてきそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外絵本
感想投稿日 : 2022年1月18日
読了日 : 2022年1月17日
本棚登録日 : 2021年8月21日

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