酒井駒子さんの、淡く繊細で、透明感あふれる色彩の絵柄と、スライドショーのようなデザインに、遠い日の出来事を見ているかのような、ノスタルジーを感じました。
また、シャーロット・ゾロトウの物語は、シンプルなようでいて、すごく心に響くものを感じ、名作と呼ばれる所以が、よくわかりました。
ねえさんを見て、いもうとが学び、成長していく。
その姿の、なんと清々しいことよ!
自分がねえさんから、そうされたように、相手の気持ちになって考えたとき、初めて、それが何を意味していたのか、また、それが如何に大切なことだったのかに気づく。
お母さんとは違うことを、ねえさんは教えることができる。
姉妹っていいなと、嫌味なく思える作品でした。
今後、ハンカチ見るだけで泣けてきそう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外絵本
- 感想投稿日 : 2022年1月18日
- 読了日 : 2022年1月17日
- 本棚登録日 : 2021年8月21日
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