なんてこったい!の一冊。
せつない、なんてこったいがリピートして止まない。
誰もが目を背ける顔で生きてきた鈴木誠、彼の胸の内は計り知れない。
孤独と絶望を背負い、唯一の拠り所はビートルズ評論。
それが導いた一筋の光。
そこから彼の人生が一変、一人の女性を見つめる時間に。
異常なまでの執着、ねっとり絡みつく視線に嫌悪感を抱きつつも、今までの数々の仕打ちを語られるたびに心は複雑な思いで揺れた。
そこに思わぬ一撃。
まさかの展開に絶句。
この見事なハンマーに心まで砕かれた。
多種多様の幸せを感じ、涙せずにはいられないサスペンス。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月4日
- 読了日 : 2022年11月4日
- 本棚登録日 : 2022年11月4日
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