最後に全部心を持っていかれた一冊。
今回は最高の立地にありながら長らく放置されていた悪魔憑きの謂れのある教会。
これはパグ男の扱いといい序盤からかなり危険度高し。
飛び交う蝿の死体、意思とは無関係に飛び回る工具と…防ぎようのない邪念ともいうべきものにどう立ち向かうのか、カビ臭さを感じながら恐怖心は煽られっぱなし。
失われていく建物を守りたい春菜の職業意識、曳けないものはない仙龍の職人魂、そして想いを込める曳家の儀式は毎回心に響くなぁと思っていたところ、一気に最後に全部心を持っていかれた。
気になり過ぎる次巻。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月15日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年11月15日
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