東雲の途 (光文社文庫 あ 46-5 光文社時代小説文庫)

  • 光文社 (2014年8月7日発売)
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本棚登録 : 571
感想 : 38
3

シリーズ4の一冊。

信次郎と伊佐治。 
この二人を、屍体の中に隠されていた瑠璃が導いた先は遠野屋清之介のもと。
この導かれ方といい、やっぱり切っても切れない縁を感じる信次郎と清之介の二人。

そしてこの瑠璃があの過去、清之介にとって忘れられやしないあの過去、大切な人との優しい思い出に絡んでくるとは。

今作は清之介&伊佐治の旅という意外な展開を始め、内から外への動なるものを感じた。

清之介の人としての、商人としての姿が眩しい。

過去へ向き合った故の大きな商人としての決意、大切な人達のために一歩外へと踏み出す姿がカッコいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月31日
読了日 : 2022年1月31日
本棚登録日 : 2022年1月31日

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