シリーズ第三弾、の一冊。
急激に悪化し死に至る謎めいた肝臓がん、その司法解剖から見えてきたものとは…。
未知のウィルス?感染源は?と、タイムリーな要素で序盤から一気に読ませてくれた。
こうやって司法解剖というメスで声なき声を、真実を取り出していく過程は面白いし、感染源を辿り追い求めていく過程も、実際もこうやって…と興味深く惹き込まれる。
終盤は毒素をばら撒かれた感。
海外の食文化、人種差別問題が心に残る。
死体は嘘をつかない。
けれど中には炙り出して欲しくなかった点もある死体もあるんだろうな。
一気読みの面白さと不快感の不思議なブレンドを味わえる作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月8日
- 読了日 : 2020年8月8日
- 本棚登録日 : 2020年8月8日
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