日本の歴史について著した本は数あれど、このように江戸時代に日本を訪れた外国人の感想を通じての日本考察は面白い。
当時の日本人の美しさと、それをもう取り戻すことが不可能であることに憧憬を抱いた。「逝きし世」はまさに秀逸なタイトル。本当に、亡くなってしまったものはもう二度と生き返ることはないのだ。それが人でも世でも。
反面、好奇心旺盛で無邪気な日本人の変わらぬ気質も感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2012年11月22日
- 読了日 : 2012年11月22日
- 本棚登録日 : 2012年11月22日
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