地銀と中小企業の運命 (文春新書 1400)

著者 :
  • 文藝春秋 (2023年3月17日発売)
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感想 : 16
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都内の銀行窓口はどんどん閉鎖されている。零細企業を経営する身なので、システム(商品)開発や原材料を仕入れる業務などで銀行との付き合いが大事になってくるのを心得ている。資金調達の交渉カードを集めたい気持ちもあって、現在の地銀の内情を知ろうと手に取った。

印象的だったのは、地元企業の経営支援に乗り出した銀行マンが「クライアントと共に競争力をつけて利益率向上を図るキーエンス」を参考にしていることや、中小企業診断士の財務会計の知識で経営分析をしていることだった。
また、7章のファミリー企業の内情も興味深かった。支援先の分析事例の「特別付録」も良かった。 飲食店の収益分析は特に勉強になった。 こういう目線でお店に入ると食事に集中できなそうだけども。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 0200経営
感想投稿日 : 2023年11月26日
読了日 : 2023年11月23日
本棚登録日 : 2023年11月23日

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