布石 百万石の留守居役(十五) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2020年6月11日発売)
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感想 : 8
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布石 ー 百万石の留守居役シリーズの15作目。
2020.06発行。字の大きさは…小。

加賀前田家の筆頭宿老・本多安房政長は、息子・本多主殿の補佐をさせるために瀬能数馬を、留守居役に抜擢して鍛えます。数馬の成長が楽しみな物語です。

此度は、数馬が隣国越前松平家の藩主・松平綱昌から取った「詫び状」を巡り、取り戻そうとする松平家の上屋敷の動きが激しくなります。そんな中で本多政長は、詫び状を五代将軍徳川綱吉に差し出しました……。

数馬と祝言を挙げた琴に、紀州徳川家の家老・水野辰雄から正室に迎えたいとの申し出があり……。

【読後】
最後に、琴の前夫が病没し、後を継いだ弟が琴を正室に迎えたいと。唐突に夫である数馬の前で、紀州家の留守居役が本多政長に言うくだりで終っています。これは、何なのだ……と、ビックリしています。まあ、数馬と琴が離れることはない……が、凄く気になります。
2020.08.17読了

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2020年8月17日
読了日 : 2020年8月17日
本棚登録日 : 2020年8月16日

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