困難な中に明日の希望を胸に頑張ろうと、もがく人たちを書いた物語です。
読みやすく、テンポがよく、辛いこと、悲しいことが多く時々に涙が出てきます。そんななかに僅かでも希望の光を見つけていきます。
お弁当ふたつ、車窓家族、ムシヤシナイ、ふるさと銀河線、返信、雨を聴く午後、あなたへの伝言、晩夏光、幸福が遠すぎて、の9編の短編連作集です。
この本は、著者が時代小説にデビューする以前、長い間、川富士立夏(かわふじ りっか)のペンネームで漫画原作を生業にしていた時に、漫画家の深沢かすみと書いた集英社の女性向けコミック誌「YOU」に28回に亘り連載された「軌道春秋」という連作漫画を小説に書いたものです。
生きにくい時代です。辛いこと哀しいことが多く、幸福は遠すぎて、明日に希望を見いだすことも難しいかも知れない。それでも、遠い遠い先にある幸福を信じていたいーーーそんな想いを、本編の登場人物たちに託しました。「あとがき」より
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【音読】
2022年8月28日から9月5日まで、音読で高田郁さんの「ふるさと銀河線」を大活字本で読みました。この大活字本の底本は、2013年11月に双葉文庫から発行された「ふるさと銀河線」です。本の登録は、双葉文庫で行います。埼玉福祉会発行の大活字本は、上下巻の2冊からなっています。
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ふるさと銀河線 軌道春秋
2022.05埼玉福祉会発行。字の大きさは…大活字。
2022.08.28~09.05音読で読了。★★★★☆
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- 感想投稿日 : 2022年9月6日
- 読了日 : 2022年9月5日
- 本棚登録日 : 2022年8月26日
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