前作での驚愕に比すると短篇集故衝撃度は落ちるけれども、ミステリ部分は恐ろしくしっかりと作ってあり作者の力量を感じさせる。そしてその才能を全力で下品な方向に向けている。あっぱれ。これはなんと呼べば良いのか。バカミス?いや、至って下品なのだけれども、ミステリとしては骨組みが余りにしっかりしすぎていてそう呼ぶのは相応しくない。下ネタミステリ略してシモミスと呼べば良いのだろうか。
いずれにせよ「史上最もHな探偵」(by帯。買いづらい)上木らいちの再登場に期待がかかる。
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- 感想投稿日 : 2015年2月12日
- 読了日 : 2015年2月12日
- 本棚登録日 : 2015年2月12日
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