生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2021年4月14日発売)
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ヒトが人である理由は「考える」こと。そして「死ぬ」こと。全ての生物は、死ぬことによって多様性を維持する。有性生殖する生物は、ほぼ同じ仕組みを持っている。その仕組みを持っていた種が有利な環境だったから、生き延びた。
生き物の死に方は、アクシデントで死ぬか、寿命で死ぬかのどちらかのみ。環境やサイズなどの要因がある。ハツカネズミは20日で前者、ハツカデバネズミは30年で後者。ヒトの平均寿命は15歳から40代、そして80代へと数倍になった。前者から後者になったということ。ヒトの生物学的な寿命は105歳くらいであろう。食事や医薬によって多少の延命は出来る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年4月6日
読了日 : 2022年4月6日
本棚登録日 : 2022年4月6日

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