2007年のアメリカ金融危機と市場、投資家たちのノンフィクション。文書が読みやすく、素人の私でも楽しめました。
この本に出てくる反省は、学校や職場で教わることばかり…思いこまない、分析する、検証する、わからないことはすぐ調べる、正しく見積もる、相手の意図を考慮する、要求されてないことはしない、自分の考えに信念を持つ、みんなという人は存在しない、歴史を学ぶ、やりたいようにやる、時にはガス抜きも大切…なんてことを思いながら読んだ。
金融の世界は恐いと思った。そして魅力的とも感じた;マイナスのお金がプラスの利益を生み、それがまたマイナスとなり…私にはひどいギャンブルにしか見えないけども。一攫千金を狙って成功したJPは本当にすごいと思うけど、私だったら手を出せないだろうな…彼のように自信を持てる脳みそ、能力や優秀な部下を持っているのは幸せなことだと思う。
リーマン・ショック、サブプライム問題、など当時はニュースで毎日見聞きしていた。日本も不況になったし、自分も周囲も明るい気分ではなかった。けど、そのからくりはこの本を読むまで知らなかった。住宅市場のことも全く知らなかった。興味が無いだけかもしれないが、もしかすると私は相当な世間知らずなのかもしれない。もっといろんなことを勉強して知っておきたいと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年5月9日
- 読了日 : 2015年6月6日
- 本棚登録日 : 2015年5月9日
みんなの感想をみる