アンパンマンの遺書

  • 岩波書店 (1995年2月22日発売)
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本棚登録 : 118
感想 : 18
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やなせさんが生きてきた中で関わった仕事はとても多く、種類も様々であったことがわかった

だからこそ、自分は何がやりたかったのか、ずっとわからなかったという

でも、その多岐に渡る経験は、アンパンマン誕生にとても影響を与えていて、今尚人気が残っているのだと思った

アンパンマンに込めた、やなせさんなりの正義が理解できた

小さい頃読んだ紙芝居や、中学生時代に見ていたアニメのアンパンマン
やなせさんの込めた思いなどは知らなかったけど、楽しかったことを覚えている

今後は、やなせさんが込めた思いを意識しながら見てみたい

また、タイトルに"遺書"という言葉を入れたのは、関わった人々がだんだん亡くなっていき、悲しかったからだと思う

とても謙虚で、自分はB級だ、というように書かれているが、才能溢れる方だったからこそ、様々な仕事を依頼されたのだと思う

サンリオの前身の会社との関わりや、手塚治虫とのお仕事など、魅力的なお仕事をたくさんしていた

相互に影響を与えていた、手塚治虫や大友克洋などの作品も見てみたくなった

やなせさんの作詞も、正義とは何か、考えられていて、いま私たちが考えるのもいいと思った

2013.12.15

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: essay
感想投稿日 : 2022年2月27日
読了日 : 2013年12月15日
本棚登録日 : 2013年12月3日

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