20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • CCCメディアハウス (2010年3月10日発売)
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満足度の高い一冊。

読み終えてみた率直な感想として、タイトルが「20歳のときに理解できたらよかったこと」がよい、とまず思いました。
恐らく自分が二十歳の時にこの本に出会っても、「知る」ことはできても「納得し、理解する」ことはできなかったと思います。
社会に出て、それなりに経験を積んでいるからこそ、吸収しようと思える内容でした。

以下に、特に心に響いた文章を挙げます。
「よき観察者であり、開かれた心を持ち、人あたりがよく、楽観的な人は、幸運を呼び込みます。」
「人との関わりはすべて、プールに落ちる水滴に例えられます。(中略)ポジティブな関わりは透明な水滴であり、ネガティブな関わりは赤い水滴です。一滴の赤い水を薄めるには、透明な水滴が何倍も必要です。」
「常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください。」
「自分や他人の間違いにもっと寛容で、失敗も学習プロセスの一環だと思えればよかった」

上記以外にも、胸を打つ言葉がたくさん詰まった一冊です。
読み手によって、心打たれる言葉は違うでしょう。
ただ、仕事に真剣に向き合っている人・向き合いたい人全員にオススメしたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月15日
読了日 : 2022年10月15日
本棚登録日 : 2022年10月15日

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